平成22年3月10日、県内の公立高校入試が実施されました。入試結果については別項にまとめましたが、ここではその問題傾向について考察します。
入試問題については新聞等で公開されているので、既にチャレンジしてみた生徒さんもいることでしょう。今回は、身近な題材を取り入れて、知識だけでなく、思考力や表現力など受験生の総合力を試した内容であったと言えます。
全体的に、基本的な言語能力を重視した問題傾向。
一の小説文と二の論説文では、40~50字程度で記述させる問題があるので、キーワードを生かしながら自分の言葉でまとめることがポイントになります。
四は、手紙の書き方や敬語、表現技法などの基礎が問われる内容になっています。
地理分野では、資料を活用して考えさせる問題が多く目につきます。資料の読み取り、そして判断力が試される内容です。
歴史分野では、山形県の文化財を取り上げてはいるものの、基本的な知識が身に付いていれば戸惑うことなく対応できる問題がそろっています。
公民分野は、授業で得た知識を実社会・実生活に結び付けて考えることが求められます。
単純な知識量だけでなく、総合的な思考力や直感力を問う内容です。
2ではひとつの文章題に対して2種類の連立方程式を求める問題で、普段ひとつの解き方に頼ってばかりいると対応できない内容になっています。
3ではヒーターと灯油という身近な題材をとりあげていますが、数学的な考察・処理を求めるなど、しっかりと「考えさせる」出題であると言えます。
第1分野・第2分野からまんべんなく出題された、バランスの良い問題構成です。知識はもちろんのこと、グラフや図から考えさせる問題も多くなっています。
5や6では実験について説明を求める設問もあるので、普段の授業についても関心・意欲をもって臨んでもらうことが必要です。
例年と大きく変わらない傾向。長文問題は身近な題材をとりあげているものの、英文量が多いので、日ごろから長文を読み慣れておくことが必要です。
5の英作文は、例年の「3文以上」から1文増えた「4文以上」という条件でした。自分の気持ちや様子を盛り込みつつ、文の構成についても考えなければならない内容となっています。