公立高校入試の評価方法について
~調査書評定の大切さ~


  山形県の公立高校入試では、「調査書」の評点と、「学力検査」の得点によって合否を判定します。「調査書」の評点は、通知表の評定をイメージするとわかりやすいでしょう。5段階評価×9教科で45点満点となります。「学力検査」は3月に行なわれる5教科のテストのこと。中学3年間の学習内容から選りすぐられた問題が出題されます。

 「そろそろ入試を意識して!」と言われた時に、真っ先に考えるのは「学力検査での得点UP」でしょう。少しでも良い点がとれるようにと、慌てて3年間の総復習を始めている人が多いと思います。でも、ちょっと待ってください。もう一つの判断材料である「調査書」のことは考えているでしょうか?

 「調査書点」と「学力検査点」は、高校ごとに二つの評価比率が異なるので、下表のような数式に当てはめて合計得点を算出します。評価比率は、高校によって「3:7」や「5:5」といった具合に異なります。その比率によって、調査書評点1点が、学力検査での数点分の重みを持つことになります。どのように違ってくるのか、それぞれのケースについてシミュレーションしてみましょう。

☆「調査書点」と「学力検査点」に、それぞれの評価比率を乗じて算出する。

調査書点:学力検査点 = m : n

調査書点   A (a/45 × 500)× m/10
学力検査点   B b × n/10
個人得点   T A + B

【 調査書点:学力検査点 = 3 : 7 】

[該当] 山形東 山形南 山形西 山形北 山形中央 山形商業 霞城学園
上山明新館 天童 山辺 寒河江(普) 谷地 楯岡 新庄北(普)
米沢興譲館 米沢東 南陽 高畠 長井
鶴岡南 鶴岡北 鶴岡中央 酒田東 酒田西

A君) 調査書評定「38」 学力検査「350点」

調査書点   A (38/45 × 500)× 0.3 126.6
学力検査点   B 350 × 0.7 245
個人得点   T 126.6 + 245.0 371.6

B君) 調査書評定「37」 学力検査「355点」

調査書点   A (37/45 × 500)× 0.3 123.3
学力検査点   B 355 × 0.7 248.5
個人得点   T 123.3 + 248.5 371.8


調査書評定の1点が、学力検査の5点点分に相当する!


【 調査書点:学力検査点 = 4 : 6 】

[該当] 寒河江(農) 東根工業 北村山 新庄南 米沢商業

A君) 調査書評定「33」 学力検査「320点」

調査書点   A (33/45 × 500)× 0.4 146.6
学力検査点   B 320 × 0.6 192
個人得点   T 146.6 + 192.0 338.6


B君) 調査書評定「32」 学力検査「328点」

調査書点   A (32/45 × 500)× 0.4 142.2
学力検査点   B 328 × 0.6 196.8
個人得点   T 142.2 + 196.8 339.0


調査書評定の1点が、学力検査の8点点分に相当する!


【 調査書点:学力検査点 = 5 : 5 】

[該当] 山形工業 寒河江工業 左沢 村山農業
新庄北(最上) 新庄神室産業 金山 真室川
米沢工業 置賜農業 長井工業 荒砥 小国 
鶴岡工業 加茂水産 庄内農業 山添
庄内総合 遊佐 酒田光陵(仮称)

A君) 調査書評定「30」 学力検査「250点」

調査書点   A (30/45 × 500)× 0.5 166.6
学力検査点   B 250 × 0.5 125
個人得点   T 166.6 + 125.0 291.6

 

B君) 調査書評定「29」 学力検査「261点」

調査書点   A (29/45 × 500)× 0.5 161.1
学力検査点   B 261 × 0.5 130.5
個人得点   T 161.1 + 130.5 291.6


調査書評定の1点が、学力検査の11点点分に相当する!

 

 さて、あなたの志望校はどうですか?高校によって調査書の重みは異なりますが、いずれにしても、調査書点をしっかり稼いでおくことによって、学力検査での負担が軽減されることは間違いありません。
 冒頭でも述べたように、調査書点は通知表の評定が目安となります。これを上げるためには、「定期テストの得点UP」と「普段の授業態度(提出物をきちんと出す等)」を意識することが必要です。これは何も主要5教科だけでなく、音楽や体育などの技能教科にもいえることです。稼げるところで確実にポイントを上げましょう。
 あとは、志望校の目標レベルがどの程度なのかを知り、自分の成績とのギャップを埋めていくのみ!詳しくは当社の無料教育相談で聞いてみてください。