センター試験情報
【センター試験概要と平成22年度の動向】

 

 大学入試センター試験は1990年に第1回が始まり、今年で21回目の試験にあたります。今では、ほとんどの大学受験生が受験し国公立をはじめ多くの私立大学でもセンター試験入試を利用しています。現在では、センター試験出願者数が増加し受験生の約9割強が受験している状況です。そして、平成22年度のセンター試験が1/16(土)17(日)に実施されました。平成22年度の動向を見ていきながら、センター試験の概要について説明していきます。

◆センター試験とは?

 大学進学を志望する者の、『高校で学習した内容の理解度を測ること』を目的としたマークシート方式のテストです。毎年1月に実施する全国共通の大学入試で、教科書レベルの標準的な出題が中心になり、出題範囲は高校1・2年生で習う範囲が8割程度もあります。

 

◆センター試験科目

教科 科目
外国語 英語(リスニング含む)、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語
国語 現代文、古文、漢文
数学 数学Ⅰ、数学Ⅰ・A、数学Ⅱ、数学Ⅱ・B、工業数理基礎、簿記・会計、情報関係基礎
理科 物理Ⅰ、化学Ⅰ、生物Ⅰ、地学Ⅰ、理科総合A、理科総合B
社会(地歴) 世界史A、世界史B、日本史A、日本史B、地理A、地理B
社会(公民) 現代社会、政治経済、倫理

※最大6教科9科目まで受験できます。
※どの科目を課すかは大学・学部・日程によって異なるので、志望大学に必要な科目をチェックしましょう。


◆センター試験対策について

  センター試験対策の基本は「教科書+過去問」と言われています。前述したように、高校1・2年生で習う範囲からの出題が多く、また教科書から逸脱するような出題はありません。つまり、教科書の基本事項をマスターすれば、知識としては十分対応できます。そのためには、日頃からの授業や定期テストの理解がとても重要になってきます。
  しかし、その知識だけでは高得点は望めません。センター試験の最大の特徴は『問題数が多い』という点です。試験時間の割に問題が多い上、考察力や読解力を問うような独特の問題形式になっており、いかにセンター試験の傾向に慣れるか、時間内での戦略などが非常に大切になります。そのために必要な物が「過去問」です。次の点に留意して過去問演習に取り組みことが大切になります。


過去問で問題形式に慣れる!!

 まずは、試験時間に慣れる!センター試験では、難問・奇問は出題されませんから、じっくり考えれば正解できる問題も多いと言えます。しかし、時間を掛けすぎては全ての問題を解くことはできません。過去問演習で時間感覚と問題を解くスピードを養っておく必要があります。
 次に、戦略を立てる!前述したように、問題数が多く、時間感覚を養っておかなければ全て解くことは難しいです。しかし、全員が全て解く必要性があるのでしょうか?合格するための戦略としては、「合格点」さえ取れれば問題ないわけですから、あえて全てを解かずに、どこをどのようにすれば点数が稼げるのかを考えることも重要になります。例えば、解答していく順番を変えてみたり、配点や解答時間を考えてどの設問から始めるか、極端ではありますが「捨て問」といってはじめから解かない設問を考えておいて、その分の時間を別の問題にかけてみるなど様々な考え方があります。とにかく、問題形式に慣れるおくことが大切だということですが、過去問を解きながら自分の弱点を把握することも過去問演習を解く目的なのです。教科書の範囲からまんべんなく出題されるわけですから、苦手分野を残しておくと良い得点は望めません。早い段階での、苦手分野をつぶしておくことが大切になりますので、高校1年生からしっかりと復習・見直ししておくことが対策とも言えます。
  各教科の出題傾向や過去の試験問題などについては独立行政法人大学入試センターホームページや書店で赤本(教学社出版)などがありますので、参考にしてください。


◆センター試験の得点

外国語 英のみ 国語 数学 社会 公民 理科
筆記 リスニング 世界史

日本史

地理

現代
社会
政治
経済
倫理 物理Ⅰ 地学Ⅰ


化学Ⅰ 理科総合A
生物Ⅰ 理科総合B
200 50 200 100 100 100 100 100 100 100 100 100

 

2009年 都道府県別平均得点分布(関東版)

茨城県の得点に注目してみよう!

県名 受験者数 5教科平均(950点)
茨城 11,576 587.5
栃木 7,785 589.1
群馬 7,805 601.7
埼玉 20,218 629.9
千葉 15,286 643.3
東京 37,614 676.5
神奈川 18,223 673.7

なんと茨城県は関東で最下位!!

最下位と最上位との差、なんと89点!
1教科あたり約10点ずつの差があることになります。
特に英語数学の平均点に大きな差がありました。
英語は東京と比較し、約10点!数学は約15点もの 差があります。茨城の生徒は英語数学に力を入れま しょう!

 

 

◎平成22年度センター試験動向について◎

◆志願者数、受験者数

2010年(今年度) 2009年(昨年度) 前年比
志願者数(全体) 553,368人 543,981人 +9,387人(101.7%)
志願者数(現役生) 440,148人 431,263人 +8,885人(102.0%)
志願者数(既卒生) 106,653人 106,133人 +  520人(100.4%)

 

◆出題傾向とアドバイス(英語筆記試験のみ)

【英語(筆記)】難易度は、昨年並み

 コミュニケーション能力と読解力を重視する傾向は今年も継続しましたが、総語数は昨年と比べて約770語減少し3,500語程度でした。全体としては、総語数が減少したため、必要な情報をスピーディかつ正確に読み取る力や文章をまとまりとして把握する力を要求されるような傾向でした。

★新高2・3生へのアドバイス★

 英語の基礎学力を求められていますので、決して付け焼刃的な知識を問うものではありません。英文法・語法は、時制・態・仮定法・助動詞など動詞に関連した分野が出題されます。対策がおろそかになりがちなのが、単語・熟語・類語などの語彙に関する分野です語彙に関する問題は英文法と同程度の比重で出題されるので、日頃からの語彙力強化、教科書レベルの理解が不可欠です。英作文は、主語・述部・修飾関係などの英文構造に注意して学習することと、教科書レベルの例文をしっかり身につけることが大切です。英文読解は、数多くの長文を読み、速読力を高める訓練が必要です。英字新聞や図表の読み取りなどに慣れておくとともに、様々なジャンルの英文を多読することが大切です。いずれにしても教科書レベルの基本力を磐石することと、定期テストの復習・見直しをしながら早い段階での弱点把握克服をしておくことがポイントになります。英語のみならず、すべてのセンター試験科目に共通することです。
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